(第12回)回路基板(その3)

KiCADのインストールとArduinoProMiniとBD6211F-E2の部品データを入手しました。ほかには、モーターやセンサーの配線をするために、 「KF128-2.54」という配線コネクタと拡張ICのライブラリが必要になります。
どちらもKiCADの(5.1.10)というバージョンにインストールされていますので、そこから自分のプロジェクトに入れます。

KiCAD標準ライブラリ

KiCADは世界中で使われており、よくつかわれる部品のデータがすでにインストールされています。配線コネクタは2.54mmピッチのスルーホールなので、通常のコネクタですし、2種類の拡張ICはDIP-16という標準の形状です。

①配線コネクタ
まずは回路図のライブラリを探します。シンボルエディターのボタンを押してシンボルエディターを開きます。開いたら、「conn_01x16」を検索します。 数種類表示されますが、「conn_01x16」を選びます。そして名前を付けて保存をします。前回作成した「Arduino」というライブラリの中にコピーして保存します。 最後に保存を押すと自分で作成したライブラリにコピーされます。

次にフットプリントのライブラリを探します。フットプリントとは、プリント基板を作るときにその部品を搭載するときに必要な形です。 フットプリントエディターのボタンを押して、フットプリントエディターを開きます。「PinHeader_1x16_P2.54mm_Vertical」を検索すると 数種類表示されますが、「PinHeader_1x16_P2.54mm_Vertical」を選びます。そして名前を付けて保存します。前回作成した「Arduino」というライブラリの中にコピーして保存します。 最後に保存を押すと自分で作成したライブラリにコピーされます。

同じように8ピンと4ピンがあるので、作成しておきます。

②拡張IC
①の方法で、「74CH165」「74HC595」の回路図のライブラリを「Arduino」のライブラリにコピーします。
フットプリントは、どちらのICも同じ形状ですので、「DIP-16_W7.62mm」を「Arduino」のライブラリへコピーします。W7.62はICの横幅を示しています。

これで今回使う部品のデータはそろいました。BD6211FはIC単体にダイオードを取り付けるスルーホールが必要ですので、次回はこれをフットプリントの中に追加していきます。本棚のアイコンが回路図のライブラリ、緑の足がついているアイコンがフットプリントのライブラリになります。

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